野田様邸のプランが出来上がるまでのストーリーとエピソード
その1 野田様邸 をご紹介します |
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南欧風デザインからはじめました
内観はスムーズに決まりました
1階内観パース |
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1階の間取りは、勉強会の最後に野田さんの話を聞きながら、私が目の前で書いておつくりしたプランがベースで、それは、最後までほとんど変わりませんでした。
全館ワンルーム思想で、家全体の空調がエアコン1台で可能。その結果、広い玄関ホールや手すりの無い階段など、通常では使われないスペースも子どもたちの遊び場になります。
リビングと和室の間には段差はもちろん、建具もありません。広く伸び伸びとした暮らしがあります。
ダイニングは来客には目立たず、しかし広く、開放的。階段は、普通ならこのプランでは廊下から、となるのですが、間口を開放することでリビング上がりと同じ効果を得ています。
2階内観パース |
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2階の間取りも当初の提案から、ほとんど変わっていません。
まずは、寝室とその隣に防音設備の整った書斎兼ホビールーム。それと、何でも入れてしまえる大型のクローゼット。あとは、子どもが大きくなったときに2部屋に仕切れるような工夫。そして、ソーラーハウスとして、空気の動きを重視し、2階に設置したエアコン1台で1階まで涼しくなる吹き抜けをつくる。
完成後に、現在私共の勉強会に通っていらっしゃる約10組の皆さんの前で、「今から吹き抜けについている高性能エアコンをつけます」とスイッチオン。全員汗びっしょりの状態(当日は真夏で外気温約35℃)でしたが、約1時間半後、1階~2階のどの部屋に行っても、完全に快適な温度になっていました。これには参加者もびっくり!
ところが外観は・・・
間取りは変えず外観をジョージアンスタイルに変更 |
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プランの打合せが進むと「本当にこのデザインでいいんだろうか?あとで嫌にならないだろうか?」等の迷いが、当然でてくるものです。
野田さんも、そのようなことがありました。
ある日突然、「南欧風はよくあるし、そればかり見ていたら、だんだん飽きてきました。アメリカのジョージアンスタイルにしてみてもらえませんか?」
「はい!分かりました。いいですよ」
と言ってできたのが左のプランです。・・・でもこれも、迷われることになります。
私からの提案プラン |
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南欧風でもジョージア風でも迷われていた野田さんに、私から「野田さんから聞いていたものとはまったく違う、私からの提案プランをつくりましょうか?」「えっ!そうですか、お願いします」。・・・ということでできたプランがこれ。現代的なモダンな家です。
この案には野田さん(御主人)も「カッコイイ!これは好きです!」ということになったのですが、最初から、可愛い家が好きで、南欧風が・・・とおっしゃっていた奥様は「これではさびしい。色もなんかイヤ」。
ハタと困って、つくったのが次のプランです。
シャープなモダン住宅と可愛い住宅の融合 |
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それでは「どんな感じにアレンジしてみましょうか?」と言う私の言葉に「白とセピア、または黒のモダンな要素は残して、欧風っぽいレンガ調の部分も残したい」。
うーん、またまた困りましたが、家に住むのは野田さん方です。どうにか要望に応えないと・・・。
でも次に出てきた言葉が「妻が、赤とか可愛い色をPOINTにしてほしい、と言っています」。
エーー!どう処理すればよいのか?頭の回転は少々早いハズの私も、一瞬「どうしよう。モダンなデザインは提案しないほうが良かったかナー・・」。そう思いながらも、左のパースのように玄関ドアと壁にガルバの赤を、話し合いながら取り入れてみました。
そしてついに完成・・・
これが私たちCMシステム全国家づくりネットのオススメする「プランの作成手順」です。
簡単に書いてきましたが、そこには200年住宅構想の構造の話あり、省エネエコ住宅の話があり、ひとつひとつの素材の話があり、ライフスタイルの話があり・・・。
すべては当初の資金計画と原価計算書をもとに、大きく変わることが無いようにプランされています。
これが、『U's(ユーズ)スタイルデザインスタジオ(CMシステム全国家づくりネットのデザイン部門)』のWORKです。
CMシステム全国家づくりネット
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