【隈元様邸の紹介】
スタイリッシュな外観にこだわったアイデア満載のお宅
実はゼロエネルギーの家
今回は日置市東市来にある隈元様のお宅。国が認めるゼロエネルギー住宅です。ガルバリウムの外壁に黒×赤×緑のシックな配色が一際目をひきます。中に入ると室内の壁はほとんどが塗り壁。そしてポイントには柄物のクロスを。随所にセンスを感じます。塗り壁と、徹底した計画換気で家の中の空気は外よりもさわやかに。そして、子育て世代にはうれしいアイデアもー
完成したのはいつですか。
去年(2014年)6月です。ちょうど1年前くらいですね。
家を建てるためにいつぐらいから動きだしたんですか
動き出したのは5年ぐらい前です。
(奥様)そうですね。家を建てようと考え始めたのは5、6年前ですね。
初めに取りかかった作業は何でしたか。
最初は資料集めですね。雑誌とか、実際モデルルーム見に行ったりしました。
その中でCMシステムで建てようと思ったきっかけは。
きっかけは、かごしまの家づくりっていう雑誌の最初のページに広告が載っていたのを見て、資料請求をして興味を持ったんですが、そのままになっていたんです。
一度、資料請求はしたものの何も進めてはいなかったんですね。
家造りも、「家を建てたい!」っていうMAXのテンションでずっとやってきたわけではなくて、一軒家を造りたいでも仕事で異動もあるので、マンションにしようか…って悩んだ時期もありました。
本気で家を造ろうと思ってから、CMシステム全国家づくりネットにもう一度資料請求をしました。
全部で2回資料請求しています。
1回目の資料請求と2回目はどれくらい期間が空いたんですか。
2年ぐらい空いていると思います。2回目でCMシステムの上野さんとコンタクトをとって家造りのノウハウを学ぶ勉強会をしました。
一軒家とマンションで悩まれたんですよね。
初めはまだ悩んでいたんですけど、上野さんの話を聞いて、やっぱり一軒家がいいなと改めて思いました。
どんな話をきいて迷いがなくなったんですか。
基本的に全部なんですが、省エネ、エコもそうですし、コスト面など、上野さんの考えている家造りは、他の会社で聞いた話よりも新鮮で感心しました。
具体的にはどんな話ですか。
断熱材に関してですかね。うちには木の断熱材(ウッドファイバー)っていうのが入っているんですけど、他の会社ではなかなか無かったですね。それを知らない業者もありました。
勉強会を受けて、CMシステムで建てようと心に決めたんですか。
2回目の勉強会くらいで僕自身はCMシステムで建てようと決めていました。でも周りの説得が大変でした。
周りの反対があったんですか。
CMシステム(原価公開・分離発注での家造り)はそんなに知られている方法ではなかったので、千葉にいる妻の両親に説明してもなかなか理解してもらえずにいました。
最終的には納得してもらえたんですね。
そうですね。
僕自身は早い段階で、CMシステムで家を建てようと決めていたんですけど、両親からは「すぐ決めるんじゃなくて、とりあえず、いろんな住宅会社を回って資料や見積もりも見て、判断しなさい。」と言われまして。
確かに他の家も見て勉強にはなりました。
そして、最終的には妻ともいろいろ見てCMシステムに決めたことを伝えると両親も分かってくれましたね。
着工までにはどれくらいかかったんですか。
家のプランをつくり始めてからが相当時間をかけました。変更を何度もお願いしてCMシステムのスタッフさんは本当に大変だったと思います。
どんな変更があったんですか
部屋の配置や大きさなど何回も変更しました。相談したときも上野さんがその場で、こんな感じがいいんじゃないって書き出してくれてほんとうに助かりました。
家づくりで一番こだわった部分は。
室内を1つの空間にしたかったっていうことですかね。
吹き抜けて、2階の寝室とかも一応ドアはあるんですが、上の部分は壁はなく空いてるんです。
1台のエアコンで全室で快適に過ごすのが理想で。
うちは子供1人で3人家族なので家族同士のつながりを持ちたいというのもあって空間を共有したいというのもあります。
エアコン1台で家全体をまかなっているんですか。
実際はリビングの下に暖房用のエアコンを1台とあと2台エアコンを取り付けていますが、使っているのはだいたい1番上の1台ですね。
仕切りがない分、エアコンをつけていると他の部屋もひんやりして快適ですよ。
実際住んで感じていることありますか。良かったところや悪かったところなど。
家の建具はほとんど大工さんに作ってもらいました。テレビボードや棚など。おかげで部屋に統一感が生まれました。
他には、吹き抜けにして少ないエアコンで快適に過ごせたり、家族の気配を感じれたり良かったところもあるんですが、夜、仕事の帰りが遅くなって、子供が寝ているとテレビを見るのにも、音量に気を遣いますね。音はやっぱり漏れますから。
他に感じたことはありますか。
湿気が全然違いますね。外がすごく湿度高くても、家の中に入るとほんと湿気がないんですよ。家の中の空気はすごくきれいだなって感じますね。
24時間換気とクロスじゃなく塗り壁にしたのが効いているのかなと思います。家の来る人はみんな空気がきれいって言ってくれます。
(奥様)私の兄は空気に敏感で、ぜんそく持ちなんですけど、家に来ると空気が良いって言ってくれます。
母も来るたびに、家の空気が気持ちいいって言ってくれてうれしいです。
家造りで一番大変だったことは何ですか。
大変だったのは、妻との意見の相違で、時には妥協もしなきゃいけないってことですかね。あとは、以前は吉野にいたので、東市来までの往復と、床や建具の塗装を全部自分たちでやったのでそれは大変でした。白い塗装は特に塗りにくかったですね。
CMシステムで家を造って良かったところは。
原価公開はすごく良かったです。何度も家のプランを作ってもらってその度に何十ページっていうお金の細かい資料を見せてもらって分かりやすかったです。
住宅がパック販売じゃないってところがいいですね。他のところは、何千万円で家を作ってオプションでこれを付けますってのが多くて。
CMシステムはすべて何を使っているとか、金額も見えてて安心できました。
そして何より、大工さんが上手でラッキーでした。職人気質で口は悪かったんですけど(笑)、要望を聞いてくれてイメージ通りに仕上げてくれました。
家を建ててるときに、変更して壁に本棚を作ってもらったんですけど、思った通りに作ってくれました。さすが職人さんだなと感心しました。
外観もスタイリッシュで赤と黒と緑という色合いも個性的で素敵ですよね。
外観についてはけっこう時間をかけて悩みました。
ガルバリウムにしたかったっていうのは元々あったんですけど、あとは緑を入れたくて。
(奥様)主人が緑が好きなので、外観や室内にもポイントに緑を入れています。
室内のほとんどが塗り壁なんですけど、一部クロスを使っているところは、いろいろ探してこだわりました。
ゼロエネルギー住宅なんですよね。
(CM江口)そうですね。隈元さんのお宅は、「ゼロエネルギー住宅」で国から補助金をもらい建てられています。
はじめは、ゼロエネルギー住宅に国から補助金があるなんて知らなかったんですけど、CMシステムのホームページを見てこういうのがあるって知って、お願いしました。
その申請も相当大変だったと思います。私は必要書類を揃えるだけで、申請はCMシステムの江口さんが全部やってくれたので、ほんとうに助けられたと思います。
(CM江口)隈元さんのお宅は4キロワットの太陽光発電をのせているので、売電価格が平均して1万円くらいかなと思うんですがいかがですか。
最初はすごくよかったんですが、それが今月は急に悪くなっていてご相談したかったんです。雨の日も多かったんですけど。(売電価格が減った原因についてはCMスタッフが調査中です。家が建てた後も、もちろんこういった相談にも真摯に対応します。)
ゼロエネルギー住宅の補助金は…国の発表によりますと、「住宅の躯体・設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用等により、年間での一次エネルギー消費量が概ねゼロになる住宅を対象とする」そうです。
おお!国がいうことは非常に難しいですが、単純に毎月の光熱費を少なくして、太陽光により電力会社からの売電金額を多くして、月々の支出金額を無くす事で、家庭の財布に優しい住宅を、中小工務店が消費者に提供していってほしい、ということです。(そういう家には補助金を出しますよ、と。)
これから家づくりする人へのアドバイスは?
おこがましいんですけど、大変だけど、任せっきりにしない方が、後から安心できる家づくりができると思います。自分も勉強して、いろんな会社を見て、その中でベストを選びたいと思うのが自然ですよね。
CMシステムは、自分も金額や家について考えないといけないので大変な部分もあるけど、この大変さは家づくりに必要だと思います。
ゼロエネルギー住宅の補助金申請にしろCMシステムのみなさんにほんとうに助けられましたし、良い大工さんにも巡り合えて、結局家づくりで大切なのは「人」なのかもしれません。
主婦ライターkaoriのつぶやき
【今回の格言】
家づくりは大変なもの、
大変だからこそ良い家は出来る。
そして、何より大切なのは
「人」のつながり。
良い人に巡り合えれば、
家づくりは成功する。
今回伺った隈元さんのお宅は、外壁はガルバリウム。配色にもこだわっているスタイリッシュな家でした。
ご夫婦と2歳になる息子さんの3人暮らし。いろんなところに子育てママに嬉しい工夫がありました。リビングの入り口の壁には見せる本棚が。絵本も見せる収納でインテリアにもなるんですね。これは建築途中に、大工さんにお願いして作ってもらったそう。他にも、リビングには作りつけの棚がありここにはおもちゃなどが収納されているんですが、息子くんもお片付けできるように低めにできているんです。あと、驚いたのが階段です。手すりがなんと2つ!!1つは息子くん用。子供のことを考えた親の優しさです。取材中もしっかりと手すりにつかまって上手に階段を下りていました。
まだまだ見習いたいアイデアがありまして…洗面所なんですが、作りつけの棚の一部が四角にカットされていて、その下には洗濯カゴ。カゴ隠しにもなる棚になっているんです。見事に計算され考えて作られています。そしてご主人自慢の1部屋が、1階の奥にある、ご主人の着替え部屋。仕事の時も、わざわざ2階に上がらなくていいから便利だそう。
財布に優しい、そして体に優しいゼロエネルギー住宅。随所にアイデアも光るオリジナルの家づくりを見事に叶えた隈元さん。みなさんもオンリーワンの家づくりしてみませんか。