【木佐貫様邸の紹介】
コンパクトなのに高性能 - スマート(賢い)デザインの家
薩摩川内市に今年7月に完成したばかりの木佐貫様のお宅。限られた予算の中で、外見はコンパクトに、しかし性能にはしっかりとこだわって建てられています。内部に塗り壁を使うことで、環境にも人にも優しい家に。国産の杉を使ったシックな床と塗り壁の相性も良く全体的にナチャラルな仕上がりです。懸念されがちな塗り壁のメンテナンスについてもしっかりとレクチャーを受け、自分たちで出来る範囲のメンテナンスは自分たちでやっていきたいと話す木佐貫様の愛にあふれた家です。
いつ完成したんですか?
今年の7月に完成しました。住んで1か月くらいなのでまだ散らかっていますけど。
いつぐらいから家を建てようと考え始めたんですか?
5年くらい前ですね。以前はこの家の裏にある祖母の家に住んでいたんですが、虫が出たり、暑かったり寒かったりして、赤ちゃんが生まれてそれが気になるようになって、もっと快適な家に住みたいなと思うようになりました。
暑さはなんとかエアコンでしのげるんですけど、冬は、妻の足がしもやけになってしまうくらい寒くて。暖房は入れても隙間風が入ってくるのかほんとうに寒くて。これが、家を建てたいと思うようになったきっかけですね。
建てようと考えるようになってからはどんなことをしましたか?
家の雑誌を見ながら、いいところを見つけては、地元でやっている完成見学会を見に行っていました。
完成見学会はよく行かれたんですか?
最初の頃は行きました。でも行けば、住宅会社の営業マンがグイグイ営業するところもあったりそれが嫌で行かなくなったりしました。行ったり行かなくなったりを繰り返していました。
その中でCMシステムをどのように知ったんですか?
雑誌ですね。土地はあったんですが、その土地を持っていた父たちが、家を建てることをあまりよく思っていなくて。父は、家はお金を借りないで建てるものだという考えで。今は35年ローンを組んで家を建てるじゃないですか、これに対して良い思いを持っていなかったんです。多額の借金してまで家を建てる必要はないという思いがあったんですね。
それまで住んでいた家が祖母の家だったので家賃もかからなかったので、そこに住みながらお金を貯めて、貯まったら家を建てればいいと考えていた父を説得するためにも情報収集をしないといけないと思って、CMシステムにすがりました(笑)
説得力のある話をするためにも住宅についての情報集めを始めたんですね。
そうですね。雑誌にCMシステムの広告が載っていて、無料勉強会をしているといこと、良い家を造る、失敗しない家造りをするって書かれていたので「これだ!」と。無料勉強会を受けてみようというきっかけになりました。
家は大きい買い物なので「失敗しない家づくり」って大切ですよね。
自分の財産でもある家づくりは絶対に失敗したくないという思いと同時に不安もありました。失敗しない家づくりってところが一番気になるところでした。
最初は資料を取り寄せたんですか?
そうですね。これが、ほんとたくさんの資料がくるんです(笑)
正直、なかなか全部は見られないので建てた人の感想とか。私の場合は資料よりも、やっぱり実際話を聞きに行った方が分かりやすいということで、妻と話を聞きに行きました。
話を聞きに行った時点では、まだCMシステムで家を建てようとは思っていなかったんですよね?
まず、家を建てられるかどうかは、親への説得次第だったので、良い家を建てられるならっていう感じでした。
実際勉強会を受けてみてどうでしたか?
家づくりは奥が深いなって思いました。分かりやすく説明してくださったんですが、なんせ素人なので、勉強会のときは知識を学び、勉強会のあと完成見学会に行ったりして、実際目で見ることで、どんどん質問や疑問が湧いてきたのでそこで質問していた感じです。CMシステムの江口さんにも完成見学会で初めて会ったんですが、その場でいろんな質問しました。色んなことをどんどん教えてくれて、質問にもほんとうに分かりやすく答えてくれるんです。
(CMシステム江口)
私の場合は、お客様相手というスタンスではなく、包み隠さずなんでも教えたいという考えなので(笑)質問されて私にできることは何でもしたいですね。
勉強会や完成見学会に足を運んで、ここなら失敗しない家造りができると分かってきたのでCMシステムで建てることを決めました。
ちなみに周りで家づくりに失敗した人がいたんですか?
失敗というか、半数ぐらいの人がアフターサービスが良くないって言いますね。アフターの内容も細かいのかもしれませんが、例えば、壁の素材が剥げたので来てくださいって言ってもなかなか来てくれないとか。
(CMシステム江口)
そうですね。小さな欠け一つを修理するのかって正直思うこともあるかもしれませんね。でもCMシステムの場合は、お客様との信頼関係も出来ていますし、補修の仕方もお伝えしているので、簡単な補修であれば「木佐貫さんやってください」って言えるんですよね。
きっと、他の方は住宅会社のスタッフとそこまで言える関係にないんじゃないですかね。補修の仕方も教えてもらえて自分で補修できるなら一番早いですしね。
(CMシステム江口)
木佐貫さまの家は塗り壁なんですね。完成してから、トイレのタオルかけの位置を変えたいって変更して、壁に釘の穴があったんですけど、その穴はご主人が自分で補修されたんですよ。ご自分で出来るように道具などもすべてお伝えしていますので。アフターケアをなるべくご自身で出来るようにフォローしています。
手段が分かれば自分たちで出来ますし、スタッフの方たちとの信頼関係もありますので。出来ることを自分たちですることで、家への愛着も湧くって教えてもらっていましたし、なんせ自分でしたほうが一番早いですもんね。
家づくりの第一歩だった勉強会を終えて、その後、お父様には納得してもらえたんですか?
なかなか分かってもらえなくて、CMシステム鹿児島の代表の上野さんにも足を運んでもらって親にも会ってもらいました。お金の話から家づくりについて分かりやすく説明してくださって。私たちが話すより、上野さんが話してくださった方が伝わりました。
家を建てるときのこだわりってありましたか?
私の場合は、徐々にこだわりが出てきたんですけど、上野さんと話をしているうちに、性能の良い家を造れたらというのが出てきて、良い家を造るにはやっぱりお金がかかったりするので、コストを削れる部分は削って選ぶようにしました。
(CMシステム江口)
木佐貫さまのお宅は、「ハイブリッドeハウス・コンパクト」なんです。
ハイブリッドeハウス・コンパクトとは・・・
家族が安心して、快適に、末永く暮らせる「燃費の良い家」。決して大きくはないが無駄を極力省いて動きも良い、高性能でコンパクトに作られれた家・・・それを「ハイブリッドeハウス・コンパクト」と呼んでいます。さらに言えば、次の6ポイントをしっかり凝縮した住宅、ということになります。
- 自然エネルギーを利用したエネルギー自給住宅をデザインする
- エネルギーのロスの少ない高性能で効率のいい住宅ををデザインする
- 春夏秋冬 快適で心地良い住宅をデザインする
- 住む人の健康が増進される住宅をデザインする
- 長持ちしてメンテがしやすく愛着の持てる住宅をデザインする
- エネルギーの自立とエネルギー消費の削減をデザインする
6つのポイントをバランスよくまとめたスマート(賢い)デザイン住宅です。
一番は性能を重視して造られたんですね。
性能を考えて、塗り壁にしました。初めは1階の内壁だけの予定だったんですが、2階も塗り壁にしました。
塗り壁の良いところってやっぱり家の中の空気の違いですか?
(CMシステム江口)
部屋に入って感じられたと思いますけど、新築の嫌な臭いはしないですよね。体感しなければなかなか分からないですけど、ほんとうに空気がきれいなんです。コストはちょっとかかりますが、その分、他の部分で抑えられるところは抑えて予算内にできるようにバランスをとっています。
空気の良さは実感しています。うちに遊びに来る人も、空気がきれいで快適って言ってくれます。家づくりは大きな借金を抱えますし、私たちは、まずは返済額から決めていきました。家を建てられる予算が決まっていたので、ギリギリまでコストを考えながら進めました。欲を言えばいろいろ出てきますけど、満足しています。
プランの変更などはけっこうされたんですか?
そうですね。上野さんから資料をもらっていて「ご自分たちでも考えてみてください」って言われたので、私たちも考えて、こういう風にできませんかって提案しながら、部屋の配置などを決めていきました。話し合いながら配置を変更していくことで、2階の子供部屋が少し広くとれたりしました。良かったです。
(CMシステム江口)
2階にトイレはなかったのにトイレを増やしたり。収納を増やしたり。ロフトを作ってみたり。話し合いながら、変更を重ねていきましたね。
その都度、アイデアを出していただいて良かったです。私たちからはなかなかでないアイデアだったのですごいなって思いました。
性能以外でこだわった部分ってありますか?
室内の配置ですかね。動線を考えて生活しやすいようにしました。
床はちょうど円高と増税前ということで、国産の杉が安くで手に入りそうということでパインではなく杉を使いました。どんどん風合いも変わっていくとのことで10年後20年後も楽しみです。みなさんが、その時に安くていい素材を教えてくれたり、臨機応変に対応してくれましたし満足しています。
あとは壁の色です。真っ白ではなく少しオレンジが混ざったような目に優しい色なんです。ライトでまた雰囲気が変わってあたたかい感じになるんです。
壁の色はどうやって決めたんですか?
江口さんと一緒に実際に塗ってみて色を見て、意見を出し合って決めました。
あとは少し荒く塗るように左官屋さんと話し合いながら決めました。何度も確認したり大変でしたけど、いい思い出です。壁の質感も好きで、階段を下りたりするとき壁を触りながら下りたりしますよ(笑)塗り壁って全部同じじゃないのでそれぞれに表情があるのがまた好きなんです。
建築中に何度も現場には足を運んだんですか?
後半は良く見に行きました。あとは江口さんと連絡をやり取りして。ちょっとしたことでもすぐメールで連絡したりしてやりやすかったです。
住み始めて1か月くらいですけど、実際住まれてみてどうですか?
生活はだいぶしやすくなりました。快適です。快適さを保つためにも24時間換気のフィルターはこまめに掃除しなきゃなって思いますけど。
太陽光発電はどうですか?
うちには3キロワット設置しているんですけど、発電量はどれくらいかなってみるとちゃんと3キロいきますね。予算の関係でいろんな太陽光発電を検討したんですけど、CMシステムのみなさんは、何も隠すことなく、良いものを惜しみなく教えてくれるので信頼して決めることが出来ました。実際いいものを設置してくれたと思っています。
ご両親は完成した家を見られてなんておっしゃっていますか?
良い家ができたねって。大事にしないといけないよって言っています。
ご兄弟も家を見られたんですか?
兄が2人いて、2人とも家を建てているんですけど、一番上の兄は見に来て、塗り壁とか空気に感動してくれましたよ。それと収納の中にコンセントがあるのが便利だって言ってくれました。いまコードレスで充電式の掃除機とかでているので、収納の中で充電できるのは良いって。このコンセントについても江口さんのアドバイスだったんです。
2階建てですけど、2階の音とか気にならないですか?
2階で子供たちが暴れていても足音など聞こえないですよ。あと、最近雨が多いんですけど、大雨が降っても雨の音も聞こえないですよ。断熱、気密、防音がしっかりしてるなって実感します。
奥様は家について何か言っていますか?
家事を楽しんでやっていますよ。動きやすいみたいで。洗濯物を干すのにも勝手口もありますし、デッキもありますからやりやすいみたいです。家族も自然と1階に集まってきます。カウンターで子供が勉強したりして、夏休みも妻が家事をしながら勉強を教えていましたよ。
これから家づくりを始める人たちへのアドバイスはありますか?
私たちは家が建ち始めて、大工さんにも気兼ねなく家を見に来て良いよって言われていたんですけど、早く完成してほしいって一心で大工さんの邪魔にならないように、夜な夜な作業が終わった後に家を見に来ていたんですけど、大工さんに言われたことがありまして、「もっと見に来ていいんだよって。その方が建てる側(施主)の気持ちも分かるし、ちょっとした変更もその時であれば、出来ることもあるから」って言われてから見に行きやすくなりました。これから建てる人にも分かっていてほしいのは、現場にどんどん足を運んでいいんだってことを伝えたいです。
良い大工さんと巡り合えて本当によかったです。デッキの階段も最後の最後で片付けもしていたのに、お願いしたらぱっと作ってくれたんですよ。粋な大工さんでした。
主婦ライターkaoriのつぶやき
【今回の格言】
自分の家だからこそ、メンテナンスも出来るところは自分の手で─
それが愛着へと変わります。
コンパクトながらも高性能な家を実現していていた木佐貫様のお宅。今回の取材で感じたこと、それは「塗り壁の良さ」です。好みはあるかもしれませんが、クロスでは表現できない、塗りの風合い、手触りを感じることができますし、見た目もオシャレ。そしてなんと言っても、調湿性があるそう。
調湿性は室内に湿気が多いときは素材が湿気を吸収し、乾燥しているときはこれを放出するので結露防止や適度な湿度の維持や消臭効果などがあるとされています。私も実際、部屋の空気がキレイなことを体感しました。新築特有の臭いや生活臭もまったくありませんでした。ほんとうに深呼吸したくなるような家なんです。
そして、ちょっとした傷などは自分で塗って補修できちゃう点もポイントが高い!でも…お高いんでしょう??確かに、塗り壁は普通のクロスよりも割高。財布のひもを握る主婦としては痛いところですが、もし、クロスが汚れたり、傷がついた場合、一部だけ張り替えるのも同じクロスがなければ難しいですし、全部張替なんてことになったら、逆に高くつくってこともあるかもしれません。長い目で見たらお得な気もします。塗り壁の宣伝みたいになっていますが、あくまでもイチ主婦の意見ですので…参考までに。
でも、これだけは言えます。私が家を建てるなら、絶対塗り壁にする!したい!ってまだ家を建てる予定はないんですが、旦那にもそう伝えてあります(笑)
ナチャラルな感じが好きな方!家に快適さを求める方!塗り壁おすすめです。とにかく壁はクロスだけではない、塗り壁もあるんだよってことを頭の片隅にでも覚えておいてください。コストを考えながら、色んなものを目で見て確かめて、納得したものを自分で選ぶ!後悔しない家づくりをしてほしいです。
余談ですが…
薩摩川内市で木佐貫さんといえば、勘の良い方はお気づきかもしれませんが、今回取材した木佐貫さんの2番目のお兄様は元巨人、現在日ハムの木佐貫投手なんです。取材が終わってお兄様について少しお話を伺いました。
木佐貫投手は昔から物怖じしない、ガンガン人前に出ていくタイプだったそうです。3人兄弟の中で木佐貫投手だけがB型(2人はA型)で、一人だけ性格も違っていて、いつも一人だけおやつを食べずに残しておいて後で食べていたんだとか。現在も、兄弟は仲が良く、試合の応援に行ったりするそうですよ。まだ、完成した家を見てもらえていないそうなので、お正月にはぜひ家に招待したいと話してくれました。薩摩川内市のスター木佐貫投手が家を見てどんな感想を持つのか楽しみです。